2010年の年も明け、もう10日も経過したので、そろそろ人出も落ち着いただろうと、厄よけと病気平癒を祈願するために川崎大師へ出かけた。
ここに前に来たのはおそらく小学生の時分だったと思う。小田急沿線に住む私にとっては、川崎大師よりも明治神宮の方が交通の便がよい。とはいえ、明治神宮は川崎大師以上に混んでいる(いや、どっちもどっちだが・・・)ので、こちらも中学生の頃を最後に出かけたことがなかった。
登戸で小田急線から南部線に乗り換え川崎駅へ。川崎駅を出て7~8分ほど歩き、京急大師線に乗り換える。京急川崎駅のホームは、JR川崎駅の混雑にも負けず劣らずの、およそ想定外の混雑ぶりだった。
出発のベルがなり、乗り込もうとするもまるで朝のラッシュ状態。幸い、次の電車までの時間もそう長くないので、次に乗ることに。しかしそちらの電車とて、結局出発の時間までには、通勤電車並に乗客をすし詰めに詰め込んでしまった。昭和を感じさせる古くて赤い電車は、やがて、京急川崎を出て、港町、鈴木町と2つの駅を過ぎ、川崎大師駅に到着。驚くことに、ここで全ての乗客が降車した(ように自分には見えた・・・)。
川崎大師、恐るべし。なのであった。
さて、電車を降りて、人の流れにちょこちょこついて行くと、小さな自動改札を抜け、線路を渡り、大師への参道は目の前である。
参道の両脇には商店が、歩道にはちらほらと露天が並び、参拝者の目を楽しませていた。やがて、店舗の切れ目になると、露天ばかりになった。時間はちょうどお昼。すっかりお祭り気分に当てられ、ニッポンの伝統的ジャンクフードモードに入ってしまった我々は、お好み焼きやらお焼きやらこんにゃく玉やらを買い、道ばたで食べることにした。
正面入り口、大山門に近づくに従って、人の流れが遅く、つかえはじめ、100mほど手前で完全に止まってしまった。どうやら、入場制限をしているようで、一定時間ごとに人を通しているようだ。
大山門から境内には15分ほどで入ることができた。入ったはいいが今度は大本堂のお参りのため長い長い列ができているのであった。
人の多さに辟易した我々は、厄除けのためお護摩を申し込み、しかし本堂のお参りはパス。八角五重塔からつるの池を通って、境内に入る前からチラチラと見えていた、和風からはほど遠く一際異彩を放っていたインド風の白亜の建物を目指す。着いてみるとその建物はまだできたばかりで新しく、そういった意味で歴史的重厚感というものは感じられなかったが、これが薬師殿だった。薬師殿なのであるから、当然、病気平癒をお願いする場所であり、まさに来た目的のひとつを達成するにぴったりの場所なのであった。
帰りは人混みを避け、すぐそこに見える至真門から境内を出た。門には「ここからは入場禁止」と書かれてはいたが、地元の人か、あるいはもう何度も来て慣れっこなのか、長蛇の列を尻目に涼しい顔で入っている人たちもちらほらと見ることができた。
云十年ぶりに初詣にメジャーなお寺に来たが、すっかり人混みに疲れてしまった。
「宝くじを買うのなら、あつかいが多い方が当たりクジの確率も高そう」、はたまた、「当たりクジの出た実績が多い売り場で買う方が当たり易いんじゃないか」。有名な寺社にこぞって初詣に行くというのは、そういう心理からなのか?それとも、混雑した寺社に初詣に出かけないとお正月を迎えた気分になれないといったところなのか。
【関連】 川崎大師Webサイト







